40歳以上になると流産や早産する確率が上がるの?
40歳以上になると流産や早産する確率が若干上がってしまいます。
年齢関係なく、流産する確率は10%〜15%です。
そして、40歳以上となると、流産する確率は20%〜25%と高くなってしまいます。
流産は、妊娠10週までに起きることが多く、その多くの原因が染色体異常です。
そのため、お母さんに原因がある訳ではありません。
ですが、高齢で妊娠すると、赤ちゃんの染色体異常が増えてしまいます。
また、卵子も老化するため、流産しやすくなってしまうのです。
そして早産ですが、早産は赤ちゃんではなく、お母さんに原因があることの方がほとんどです。
原因は色々ありますが、妊娠中毒症などの合併症などが原因で早産になることがあります。
40歳以上だから早産になるとは限りませんが、高齢になると妊娠中毒症や合併症になりやすかったりします。
そのため、40歳以上での妊娠、出産は気をつけなければいけません。
40歳以上でも産み分けをすることができるの?
40歳以上でも産み分けをすることができるのかというと、できます。
ただ、かなり難しくはなります。
産み分けをするために、避妊したりする場合があります。
そうすることで、妊娠できる確率が下がってしまいます。
産み分けだから仕方がない、と思うかもしれませんが、40歳以上の妊娠できる確率は5%未満です。
5%未満とかなり低い中で、さらに避妊をしてしまうと、妊娠できる確率は本当に低くなってしまうのです。
絶対に産み分けできないことはありませんが、その中での妊娠は難しくなります。
40歳以上での妊娠となると、あと何人欲しい、と思っても、それも難しくなってしまいます。
そのため、跡継ぎなどを考えたら男の子が・・・と思う人もいると思います。
産み分けしたいのは分かりますが、高齢での妊娠の確率を考えたら、無理して産み分けしない方がいいと思います。
絶対に産み分けしたい、どちらでもいいから子供が欲しい、まずはそういったことを夫婦で話し合ってから、子作りに励むようにしましょう。
40歳以上での出産は帝王切開すべき?
40歳以上での出産は帝王切開すべきかというと、そんなことはありません。
40歳以上でも、帝王切開ではなく、自然分娩でお産されている人は多いんです。
できる限り、自然分娩したいですよね。
40歳以上で高齢出産だから絶対に帝王切開でお産、とは決まっていません。
基本的には、自然分娩です。
ですが、自然分娩と帝王切開だと、赤ちゃんにかかる負担が少ないのは帝王切開です。
女性の多くが、自然分娩でお産したいって思っていると思います。
でも、赤ちゃんにかかる負担や、母体の状態などをみて、帝王切開にするかは医師が判断します。
もし万全でなければ、帝王切開でお産したほうがいいでしょう。
自然分娩の予定が、急に帝王切開に切り替えられる場合もありますが、基本的には自然分娩で出産した方がいいでしょう。
40歳以上の妊娠・出産できる確率は?
40歳以上の妊娠・出産できる確率は、5%未満となっています。
妊娠・出産できる確率は、年齢を重ねれば重ねるほど、低くなっていくものなんです。
卵子も同様に、年齢を重ねれば重ねるほど、老化していきます。
卵子は老化するだけでなく、数も減っていくのです。
女性は生まれたときから、卵巣に約200万個の卵子が備わっています。
生まれてから、卵子が作られるものではありません。
それが、自然消滅したり、毎月排卵で減っていきます。
そのため、40歳以上になると、あまり残っていない状態になります。
そして、高齢になると、排卵しても質のよい卵子でない事があり、そういったことが原因で、妊娠・出産できる確率が低くなるわけなんです。
もし、子供が欲しいのであれば、そういった事を理解する必要があります。
そして、子作りの計画を立て、できるだけ若いうちに子作りに励んだほうがいいでしょう。